請求書カード払いサービス比較6選|手数料・先延ばし日数・対応カードで選ぶ(INVOY/DGFT/支払い.com ほか)
取引先への支払いを自分のクレジットカードで決済し、引き落としまで最大60日先延ばしできる『請求書カード払い』の主要6サービスを、手数料・先延ばし日数・対応ブランド・個人事業主対応で徹底比較。売掛金を早めるファクタリングと『支払いを遅らせる』カード払いを両輪で使う資金繰り改善の実務まで解説します。
この記事の執筆者
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アドバイザリー監修
弁護士・公認会計士・司法書士・税理士・行政書士など各種国家資格の保有者が在籍するSOASがアドバイザリーとして編集体制を監修しています。
監修ろいFP・宅地建物取引士・行政書士/ファクタリング比較ラボ主宰
ファクタリングを30社以上利用し、著書『ファクタリングのトリセツ』も出版した実務家が内容を確認しています。
「振込しかできない支払いを、カードで60日先延ばしにする」
外注費、仕入れ、家賃、広告費——取引先が「銀行振込のみ」だと、支払月に現金がそのまま出ていきます。請求書カード払いは、この振込しかできない支払いを自分のクレジットカードで決済し、実際の振込はサービス事業者が代行してくれる仕組みです。
自社にとっては、支払いの実行がカードの引き落とし日、つまり翌月末や翌々月まで最大60日後ろにずれる。取引先はいつも通り振込を受け取るだけで、カード払いに切り替えたことを知る必要もありません。手数料は決済額の3%前後。借入ではないため負債も増えません。
売掛金を売って入金を早めるファクタリングが「入るお金を早くする」なら、請求書カード払いは「出ていくお金を遅くする」。方向が逆なので、併用すると資金繰りギャップを両側から詰められます(後述)。
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請求書カード払いの仕組み
支払いの流れは次の3ステップです。
- ① 自社がサービスに請求書情報(振込先・金額・振込希望日)を登録し、クレジットカードで決済する
- ② サービス事業者が、指定日に取引先へ銀行振込で代行支払いする
- ③ 自社のカード引き落としは、カードの締め日・支払日に応じて最大60日後にずれる
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主要6サービス比較表
| サービス | 運営会社 | 手数料 | 先延ばし | 対応カード | 個人事業主 |
|---|---|---|---|---|---|
| INVOY 請求書カード払い | FINUX株式会社 | 3.0%(非課税)/1万円未満は一律300円 | 最大60日 | VISA・Master・JCB | 可 |
| DGFT請求書カード払い | 株式会社デジタルガレージ | 3%(税別)/Dinersのみ4%・最低400円 | 最大60日 | VISA・Master・JCB・Diners・AMEX | 可 |
| 支払い.com | UPSIDER × クレディセゾン | 4% | 最大60日 | VISA・Master・JCB・AMEX・セゾン | 可 |
| マネーフォワード 請求書カード払い | マネーフォワードケッサイ株式会社 | 2.7%(税別)/10万円以下は一律3,000円 | 最大60日 | VISA・Master・JCB | 可(条件あり) |
| freee請求書カード払い | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 | 3.0%(非課税)/最低1,500円 | 最大60日 | VISA・Master・JCB | 可(インボイス登録要) |
| ラボルカード払い | 株式会社ラボル | 3.0%(V/M)・3.5%(JCB) | 最大60日 | VISA・Master・JCB | 可 |
出典:各社公式サイトの公開情報をもとに集計(2026-07-02 時点)。手数料・最低手数料・対応ブランドは改定されることがあります。最新の正確な条件は必ず各社公式で確認してください。
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サービス別の特徴と選び方
INVOY 請求書カード払い ── 手数料3.0%+請求書管理を一体化
FINUX株式会社が運営。手数料は業界最低水準の3.0%(非課税)で、1万円未満のみ一律300円。無料の請求書発行・管理SaaS「INVOY」と一体化しており、請求書の受け取りから支払い・カード決済までを1つの画面で完結できます。財務審査は不要でアカウント登録のみ。振込日を指定できるため、締め日に合わせて先延ばし幅を最大化しやすいのが強みです。対応ブランドはVISA・Mastercard・JCB(AMEXは非対応)。
DGFT請求書カード払い ── 対応ブランドが最も広い
東証プライム上場の株式会社デジタルガレージが運営(決済基盤はVeriTrans)。Diners・AMEXを含む対応ブランドの広さが最大の強みで、普段使いのカードをそのまま使いやすい。手数料は3%(税別)、Dinersのみ4%(税別)、最低400円(税別)。90秒の無料登録で事前書類の提出は不要。上場企業運営という信頼性を重視するなら有力です。
支払い.com ── 認知度とセゾン提携の安心感
株式会社UPSIDERと株式会社クレディセゾンの共同運営。広告露出が多く認知度が高いサービスで、Webの無料登録で面談なしにすぐ試せます。1振込1万円から。手数料は4%とやや高めですが、AMEXやセゾンカードにも対応し、クレディセゾン提携による安心感があります。
マネーフォワード 請求書カード払い ── 手数料2.7%と最安水準
マネーフォワードケッサイ株式会社が運営。手数料2.7%(税別)は本記事で最安水準。MFクラウドとの親和性が高く、月200万円以上の利用は要相談でさらに低率になります。ただし10万円以下は一律3,000円(税別)の最低手数料があり、小口では割高。受取側が個人の請求書は申込者が法人に限られる点も要確認です。
freee請求書カード払い ── freee会計と連携
決済はGMOペイメントゲートウェイ株式会社が提供(freeeは紹介パートナー)。手数料は3.0%(非課税)。freee会計・請求書との連携がメリットですが、インボイス登録番号(適格請求書発行事業者)が必須で、取引あたり最低1,500円の手数料がかかります。freee利用者で少額決済が少ない事業者向けです。
ラボルカード払い ── 買取(ファクタリング)と一社で両建て
株式会社ラボルが運営。手数料はVisa/Mastercard 3.0%・JCB 3.5%(税込・諸経費込み)。ラボルは請求書買取(ファクタリング)とカード払いの両方を同一アカウントで提供しているのが最大の特徴です。売掛金は最短60分で現金化しつつ、自社の支払いはカード払いで最長60日先延ばし——という「入りを早く・出を遅く」を1社の手続きで完結できます。
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ファクタリング × 請求書カード払い ── 資金繰りを両輪で回す
同じ「資金繰り改善」でも、ファクタリングと請求書カード払いは効かせる方向が逆です。この2つを組み合わせると、当月の資金ショートを入口と出口の両側から防げます。
| ファクタリング | 請求書カード払い | |
|---|---|---|
| 資金の向き | 入るお金を早める | 出るお金を遅らせる |
| 対象 | 自社の売掛金(受け取る側) | 取引先への支払い(払う側) |
| コスト | 手数料(指数で2社間11.1%/3社間5.3%) | カード決済手数料 約3% |
| 負債扱い | ならない(債権売却) | ならない(未払金) |
- 支払い集中月の平準化:大口の外注費・仕入れの支払いを請求書カード払いで最大60日繰延しつつ、入金が遅い取引先の売掛金はファクタリングで即現金化。「出は遅く、入は早く」で当月をしのぐ。
- ラボル一社で両建て:ラボルの買取で売掛金を最短60分現金化し、自社の家賃・広告費はラボルカード払いで先延ばし。本人確認を使い回せるため導入の手間が小さい。
- 成長期の販促ブースト:先出しが必要な広告費をカード払いで繰延し、そこから生まれた売掛金はファクタリングで前倒し回収。利幅のある事業なら運転資金を膨らませずに販促を回せる。
掲載248社を手数料・入金スピードで比較
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まとめ
- 請求書カード払いは、振込しかできない支払いをカード決済に変えて最大60日先延ばしする資金繰りツール。借入ではなく負債も増えない
- 手数料で選ぶならマネーフォワード(2.7%)、対応ブランドの広さならDGFT(Diners/AMEX対応)、請求書管理と一体で使うならINVOY(3.0%+SaaS)、買取と両建てするならラボル
- 少額決済は最低手数料で実質率が上がるため、1件あたりの金額で最適なサービスは変わる
- 売掛金を早めるファクタリングと組み合わせれば、資金繰りを「入りを早く・出を遅く」の両輪で設計できる
出典・参考:INVOY(FINUX株式会社)go.invoy.jp / DGFT請求書カード払い(株式会社デジタルガレージ)lp.dginvoice.jp / 支払い.com(UPSIDER × クレディセゾン)shi-harai.com / マネーフォワード請求書カード払い(マネーフォワードケッサイ株式会社)mfkessai.co.jp / freee請求書カード払い(GMOペイメントゲートウェイ株式会社)freee.co.jp / ラボルカード払い(株式会社ラボル)labol.co.jp。各数値は2026-07-02時点の公開情報。最新の条件は各社公式でご確認ください。




