
AIファクタリングとは?AI審査の仕組み・メリットと注意点、対応する主な会社
公開 2026-10-26ファクット編集部
AIファクタリングは、請求書や入出金明細をAIで読み取り・評価して、オンラインで審査を進めるファクタリングです。AI審査の仕組み、メリットとデメリット、通常のファクタリングとの違い、公式サイトでAI審査をうたう主な会社、申込みの流れと必要書類をまとめました。
この記事の執筆者
ファクタリング業界に精通した編集チームが、資金調達に関する正確で実践的な情報をお届けします。金融機関での実務経験者、中小企業の財務コンサルタント経験者を中心に構成されています。
アドバイザリー監修
弁護士・公認会計士・司法書士・税理士・行政書士など各種国家資格の保有者が在籍するSOASがアドバイザリーとして編集体制を監修しています。
監修ろいFP・宅地建物取引士・行政書士/ファクタリング比較ラボ主宰
ファクタリングを30社以上利用し、著書『ファクタリングのトリセツ』も出版した実務家が内容を確認しています。
「AIファクタリング」「ファクタリング AI」と検索している方の多くは、オンラインで早く、手間をかけずに請求書を現金化したいと考えているはずです。結論から言うと、AIファクタリングは審査の進め方にAIを取り入れたファクタリングのことで、売掛債権を売却するという仕組みは通常のファクタリングと変わりません。
この記事では、AI審査の仕組み、メリットと注意点、公式サイトでAI審査をうたう主な会社、申込みの流れまでを順に説明します。
AIファクタリングとは?AI審査の仕組み
AIファクタリングとは、ファクタリング会社が請求書や通帳の入出金明細などのデータをAIで読み取り・評価し、審査を進めるサービスを指す言葉です。法律上の決まった定義があるわけではなく、各社が自社のサービスを説明するときに使っている呼び方です。
ファクタリングそのものは、入金待ちの請求書(売掛債権)をファクタリング会社に売って、入金日より早く現金を受け取る取引です。仕組みの基本はファクタリングとは|入門ガイドで詳しく解説しています。
AIファクタリングの審査でAIが担う役割
公式サイトの説明を見ると、AIの使い方は会社によって少しずつ違います。主に次のような使い方があります。
- 書類の読み取り:アップロードされた請求書や明細のデータを読み取る
- スコアリング:売掛先の信用度や取引履歴などのデータから、買取の可否や条件を評価する
- 一次審査:AIで初期の判定をしたうえで、担当者が事業の実態を確認する
つまり、AIファクタリングでも審査そのものはあります。人の手による確認を減らしたり、AIと担当者の確認を組み合わせたりして、手続きを早くしているのが特徴です。
AIファクタリングで見られるポイントは通常の審査と同じ
AIで評価する場合でも、見られるポイントは通常のファクタリングと大きく変わりません。中心になるのは売掛先の信用力で、あわせて請求書の実在性や、売掛先からの入金実績が確認されます。審査で見られる項目はファクタリングの審査基準と通過のコツにまとめています。
AIファクタリングのメリット
AIファクタリングのメリットは、主に次の3つです。
手続きがオンラインで完結しやすい
AI審査をうたう会社の多くは、申込みから書類提出、契約までをWebやスマホで完結できるようにしています。来店や対面での面談をせずに進められるため、忙しい方や地方の事業者でも使いやすい仕組みです。オンライン完結に対応する会社はオンライン完結のファクタリング会社一覧でも比較できます。
審査結果が早く出やすい
データの読み取りや評価を自動化しているため、審査結果が出るまでの時間が短い傾向があります。たとえばトラストラインは「AI審査は最短5分」、PayTodayは「審査結果は最短15分〜、24時間以内」と公式サイトで案内しています。急ぎの資金が必要な場合は即日入金に対応するファクタリング会社もあわせて確認してください。
少額の請求書でも申し込みやすい
少額の請求書から申し込める会社もあります。トラストラインは初回の買取額を3万円〜300万円と案内しています。少額で使える会社は少額対応のファクタリング会社で探せます。
AIファクタリングのデメリット・注意点
便利な一方で、AIファクタリングには知っておきたい注意点もあります。
AIファクタリングは少額向けで上限があることも
AIファクタリングは、フリーランスや個人事業主の少額の請求書を主な対象にしているサービスが少なくありません。初回の利用額に上限を設けている会社もあるため、大きな金額を調達したい場合は、買取額の上限を事前に確認してください。
AIファクタリングでも審査はあり、落ちることもある
「AIだから必ず通る」「AIだから必ず早い」わけではありません。売掛先の信用力が低い、請求書の内容が確認できない、といった場合は審査に通らないことがあります。また、AIの評価だけで決めず、担当者が確認する体制をとっている会社もあります。表示されている「最短◯分」は、書類がそろい、審査がスムーズに進んだ場合の目安と考えてください。
AIファクタリングの手数料は会社によって幅がある
AIを使っているかどうかで、手数料が一律に安くなるわけではありません。後で紹介するように、公式サイトに書かれている手数料は会社ごとに大きく違います。手数料の相場や比べ方はファクタリング手数料の相場と安くする方法を参考にしてください。
「AI」を名乗る悪質な業者に注意
「AI審査だから審査なし」「誰でも通る」とうたう業者には近づかないでください。審査をしないのは、売買の形を借りた貸し付けの疑いがあります。金融庁も、ファクタリングを装った違法な貸付への注意喚起を出しています。契約前の見分け方はファクタリングは怪しい?危険な業者の見分け方で解説しています。

無料PDF特典
『ファクタリングのトリセツ』を無料プレゼント
申し込み・入金・精算まで監修者ろいが自ら体験した一次情報。メールアドレスの登録で、その場でダウンロードできます(PDFはメールにもお送りします)。
AIファクタリングに対応する主な会社
ここでは、ファクットの掲載社のうち、公式サイトで「AI審査」や「AIファクタリング」を明記していることを確認できた会社を紹介します(確認日:2026-10-26)。掲載の順番は順位を示すものではありません。
| 会社名 | AIに関する公式の表記 | 手数料 | 最短入金 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| OLTAの評判・詳細 | OLTA独自のAI審査 | 2〜9% | 最短即日 | 2026-10-26 |
| PayTodayの評判・詳細 | 即日AIファクタリング/独自のAI審査システム | 1〜9.5% | 最短30分 | 2026-10-26 |
| バイオンの評判・詳細 | AIファクタリング/AIによるスピード審査 | 一律10% | 最短60分 | 2026-10-26 |
| ATOファクタリングの評判・詳細 | AIによる審査 | 5〜20% | 最短30分 | 2026-10-26 |
| Bizキャピタルの評判・詳細 | AIの独自審査(AIでスコアリング) | 2〜8% | 最短40分 | 2026-10-26 |
| トラストラインの評判・詳細 | AI審査は最短5分 | 10%〜 | 最短即日 | 2026-10-26 |
| ファクタリングのポモドーロの評判・詳細 | AIによる一次審査と担当者の対話型評価 | 2〜15% | 最短60分 | 2026-10-26 |
| FACTOR⁺Uの評判・詳細 | AI Factoring Service | 公式サイトで確認 | 最短40分 | 2026-10-26 |
| ワンバンク請求書買取の評判・詳細 | AIによる自動審査とスタッフによる審査の組み合わせ | 公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 | 2026-10-26 |
※手数料・最短入金は公式サイトの案内をもとにしています。実際の条件は審査結果によって変わります。「公式サイトで確認」としている項目は、申込み前に最新の条件を確認してください。
OLTAのAIファクタリング
OLTAは、オンライン完結型のクラウドファクタリングです。公式サイトでは、提出された情報をもとに「OLTA独自のAI審査で買取可否を審査」すると案内しています。手数料は2〜9%で、書類が不備なくそろってから審査を始め、24時間(1営業日)以内に結果を提示するとしています。詳しい条件はOLTAの評判と特徴で確認できます。
PayTodayのAIファクタリング
PayTodayは、公式サイトで「即日AIファクタリング」と打ち出しているサービスです。独自のAI審査システムで買取可否を判定し、面談不要のオンライン手続きで最短30分の入金を案内しています。手数料は1〜9.5%です。詳しくはPayTodayの評判と特徴をご覧ください。
バイオンのAIファクタリング
バイオンは、サービス名にも「AIファクタリング」を掲げています。請求書をオンラインでアップロードし、AIによるスピード審査を経て、最短60分で振り込む流れです。手数料は一律10%と案内しています。条件はバイオンの評判と特徴にまとめています。
ATOファクタリングのAI審査
ATOファクタリングは、「AIによる審査」で事業計画書などの提出が不要と案内している2社間ファクタリングです。手数料は5〜20%で、最短30分での資金化をうたっています。詳しくはATOファクタリングの評判と特徴で確認できます。
BizキャピタルのAI審査
Bizキャピタルは、請求書のデータをAIで読み取って自動でスコアリングし、「売掛先の信用力」を重視するAIの独自審査を採用していると案内しています。手数料は2〜8%で、最短40分の資金化をうたっています。即日の振込は平日の営業時間内に手続きが完了した場合です。条件はBizキャピタルの評判と特徴で確認できます。
トラストラインのAI審査
トラストラインは、フリーランス・個人事業主向けの2社間ファクタリングです。LINEで請求書を送って申し込み、面談・電話なしのAI審査は最短5分、審査完了後は最短30分で振り込むと案内しています。手数料は10%〜、初回の買取額は3万円〜300万円です。詳しくはトラストラインの評判と特徴をご覧ください。
ポモドーロのAI審査と対話型評価
ファクタリングのポモドーロは、AIによる一次審査に、担当者による対話型の評価を組み合わせているのが特徴です。公式サイトでは「AIによる機械的な足切りはしません」としています。手数料は2〜15%、最短60分の振込を案内しています。条件はファクタリングのポモドーロの評判と特徴にまとめています。
FACTOR⁺UのAIファクタリング
FACTOR⁺Uは、一般社団法人日本中小企業金融サポート機構が運営するオンラインファクタリングで、公式サイトで「AI Factoring Service」と表記しています。必要書類は請求書と通帳の2点で、審査結果は最短10分、最短40分で入金すると案内しています。詳しくはFACTOR⁺Uの評判と特徴で確認できます。
ワンバンク請求書買取のAI審査
ワンバンク請求書買取は、公式サイトのよくある質問で「AIによる自動審査とスタッフによる審査を組み合わせ」ていると説明しています。申込みの受付・AI審査・送金まで、年中無休・24時間対応をうたっています。手数料や入金スピードは、ワンバンク請求書買取の評判と特徴とあわせて公式サイトで最新の条件を確認してください。
AIファクタリングと通常のファクタリングの違い
AIファクタリングと通常のファクタリングの違いは、主に審査の進め方と手続きの方法です。売掛債権を売るという仕組みは同じです。
| 項目 | AIファクタリング | 通常のファクタリング |
|---|---|---|
| 審査の進め方 | AIでデータを読み取り・評価(担当者の確認を併用する会社もある) | 担当者が書類を確認し、ヒアリングする |
| 手続き | Web・スマホ・LINEで完結しやすい | 面談や来店がある会社もある |
| 対象の金額 | 少額の請求書に対応する会社が多い | 大口の請求書にも柔軟に対応しやすい |
| 柔軟な判断 | データで判断しにくい事情は伝えにくい | 事情を説明して相談しやすい |
AIで審査する会社は、データで判断しやすい案件に強い一方、決算書に表れない事情や大口の案件は、担当者と相談できる会社のほうが合うこともあります。急ぎかどうか、金額の大きさ、事情を説明したいかどうかで選び分けてください。
AIファクタリングの審査と必要書類
AIファクタリングの必要書類は、通常のファクタリングより少ない傾向があります。公式サイトの案内では、次のような書類が求められることが多くなっています。
- 請求書:売却したい売掛債権の内容がわかるもの
- 通帳のコピーや入出金明細:売掛先からの入金実績を確認するもの
- 本人確認書類:運転免許証など
会社や利用状況によって、追加の書類を求められることがあります。書類の種類と準備のコツはファクタリングの必要書類一覧で詳しく解説しています。
AIファクタリングの審査を早く進めるコツ
AIファクタリングで審査を早く進めるには、書類を不備なく一度にそろえることがいちばん効きます。画像が読み取りにくい、明細の期間が足りない、といった不備があると、そのぶん審査が止まります。請求書の金額や支払期日と、通帳の入金実績が一致しているかも、申込み前に確認しておきましょう。
AIファクタリングの申込みの流れ
AIファクタリングの申込みは、おおむね次の流れで進みます。
- 会員登録・申込み:Webやスマホ、LINEから登録し、申込みフォームに入力します。
- 書類のアップロード:請求書や通帳のコピーなどをアップロードします。
- AI審査・条件の提示:AIによる審査(会社によっては担当者の確認も)を経て、買取金額と手数料が提示されます。
- オンライン契約:条件に納得したら、電子契約で契約を結びます。
- 入金:契約後、指定の口座に買取金額が振り込まれます。
- 売掛金の支払い:2社間ファクタリングでは、売掛先から入金があった後、その金額をファクタリング会社に支払います。
契約前には、提示された手数料と契約書の内容が一致しているか、償還請求権がない(ノンリコース)契約になっているかを必ず確認してください。申込みから入金までの全体像はファクタリングの流れでも解説しています。
なお、ファクットにはAIで自社に合うファクタリング会社を診断できるツールもあります。これはファクタリング会社の審査ではなく、条件に合う会社を探すための診断機能です。
- 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」:ファクタリングの利用に関する注意喚起(金融庁)
- OLTA 公式サイト:https://www.olta.co.jp/
- PayToday 公式サイト:https://paytoday.jp/
- バイオン 公式サイト:https://ai-factoring.jp/
- ATOファクタリング 公式サイト:https://factoring.ato.money/
- Bizキャピタル 公式サイト:https://biz-capital.jp/
- トラストライン 公式サイト:https://trustlyne.jp/
- ファクタリングのポモドーロ 公式サイト:https://pomodoro.co.jp/
- FACTOR⁺U 公式サイト:https://factoru.chushokigyo-support.or.jp/lp/
- ワンバンク請求書買取 公式サイト:https://onebank.jp/lp/factoring/
各社の情報は2026-10-26時点で公式サイトを確認したものです。
この記事の根拠と更新について:この記事は、公的機関の公表情報と、ファクット編集部が掲載各社の公開条件を集計したデータ(母数239サービス)にもとづいています。個別の契約の適法性については、契約書の内容によって判断が異なるため、不安がある場合は弁護士などの専門家にご相談ください。この記事は情報提供を目的としたもので、特定の業者の利用をすすめるものではありません。最終更新:2026-10-26。
AIファクタリングのよくある質問

QAIファクタリングとは何ですか?
QAIファクタリングなら審査は必ず通りますか?
QAIファクタリングは即日入金できますか?
QAIファクタリングは取引先に知られますか?
QAIファクタリングの手数料は安いですか?
Q個人事業主やフリーランスでもAIファクタリングを使えますか?
【まとめ】AIファクタリングは仕組みを理解して選ぶ
- AIファクタリングは、審査の進め方にAIを取り入れたファクタリングです。売掛債権を売るという仕組みは通常のファクタリングと同じです。
- メリットは、オンラインで完結しやすい・審査結果が早く出やすい・少額でも申し込みやすいことです。
- 一方で、AIでも審査はあり、利用額に上限がある会社もあります。手数料も会社ごとに幅があります。
- 「AIだから審査なし」「誰でも通る」とうたう業者は避けてください。
- 会社選びでは、手数料・最短入金・買取額の上限を公式サイトで確認し、複数社の見積もりを受取総額で比べるのが確実です。
AIファクタリングを含めて会社を比べたいときは、ファクタリング会社の選び方で全体の手順を確認してください。



