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ファクタリング審査は「自社の決算」では落ちない|掲載249社データで見る“通る条件”
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ファクタリング審査は「自社の決算」では落ちない|掲載249社データで見る“通る条件”

ファクタリングの審査は自社の財務でなく売掛先の信用力で決まる。ファクナビ掲載249社の公開条件データ(個人事業主対応率・即日対応率・手数料中央値)をもとに、門戸の実態と落ちる原因、通過率を上げる手順を整理する。

ファクナビ編集部

ファクタリング業界に精通した編集チームが、資金調達に関する正確で実践的な情報をお届けします。金融機関での実務経験者、中小企業の財務コンサルタント経験者を中心に構成されています。

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ファクタリング審査の書類チェック
ファクタリング審査の書類チェック

赤字決算でも審査に通るのはなぜか?

ファクタリングの審査は銀行融資とモノサシが違い、自社の財務状況ではなく売掛先の信用力が合否を決める。売掛先が上場企業や官公庁であれば、自社が赤字・創業間もなくても即日通過する事例がある。

ある設立2年目の広告会社。3期連続の赤字決算で、銀行融資は門前払い。しかしファクタリングに申し込んだところ、即日で審査に通った。理由はひとつ。売掛先が東証プライム上場の大手メーカーだったからだ。

ファクタリングの審査は、銀行融資とはモノサシがまったく違う。売掛先の信用力が最も重視され、自社の財務状況は二の次になる。つまり、自社が苦しくても、取引先がしっかりしていれば道は開ける。

では、審査で具体的に何が見られるのか。落ちる原因は何か。通過率を上げるにはどうすればいいか。順を追って解説する。

掲載249社で見る「審査の門戸」の実態

「審査に通るか不安」という相談は多いが、データを見ると門戸そのものはかなり広い。ファクナビ掲載各社の公開条件を集計すると、対応の裾野は次の通りだ。

指標掲載249社の実数割合
個人事業主・フリーランス対応248 / 249 社約99.6%
オンライン完結(来店不要)222 / 249 社約89%
最短即日〜翌日入金208 / 249 社約84%
公表手数料の下限(中央値)3%
公表手数料の上限(中央値)15%
つまり「個人事業主だから」「赤字だから」で門前払いになる世界ではない。変わるのは通るか/通らないかよりも、売掛先の信用力に応じた手数料という“条件”だ。実勢は2社間で平均11.1%、3社間で平均5.3%(ファクナビ公開手数料指数)。審査対策の本質は「落ちないこと」より「不利な条件を避けること」にある。
出典:ファクナビ掲載249社の公開条件をもとに集計(2026-05-16時点・β版)。最新値はファクナビ公開手数料指数を参照。

審査で見られる5つのポイントは何か?

ファクタリング審査では売掛先の信用力・売掛金の実在性・取引実績・支払期日・事業の実態の5項目が確認される。なかでも売掛先の信用力が最重要で、官公庁・上場企業が相手なら手数料1〜5%で通りやすく、設立間もない企業が相手だと15〜20%でも厳しい。

1. 売掛先の信用力(最重要)

審査の合否を左右する最大の要因だ。ファクタリング会社にとって、売掛金を回収できるかどうかが最大のリスクである以上、これは当然のこと。

売掛先の種類によって、審査の通りやすさと手数料の目安は大きく変わる。

官公庁・上場企業が売掛先なら非常に通りやすく、手数料も1〜5%と低い。国や大企業が支払いを踏み倒すリスクは極めて低いからだ。中堅企業(業歴10年以上)でも通りやすく、手数料は5〜10%が目安。中小企業は普通の難易度で8〜15%。設立間もない企業が売掛先だとやや厳しく、手数料も15〜20%になる。

2. 売掛金の内容と信頼性

売掛金そのものが「本物かどうか」も重要な審査項目だ。請求書・契約書が正式に発行されているか、売掛金の発生原因が明確か、支払期日が妥当な範囲(一般的に60日以内が望ましい)か、二重譲渡の疑いがないか——これらが確認される。

架空の売掛金を使った詐欺事件も過去にあるため、ファクタリング会社は売掛金の実在性を慎重にチェックする。

3. 取引実績の長さ

売掛先との継続的な取引があるかどうかもポイントだ。3ヶ月以上の取引実績があると審査に有利になる。通帳に過去の入金履歴が残っていれば、「この取引先は定期的に支払いをしている」という証拠になる。

4. 売掛金の金額と支払期日

売掛金の金額が極端に大きすぎたり、支払期日が遠すぎる場合は審査が厳しくなる。50万〜1,000万円程度で支払期日が30〜60日以内の売掛金が、最も審査に通りやすい傾向にある。

金額が小さすぎると事務コストに見合わないと判断されることもあるし、大きすぎるとファクタリング会社にとってのリスクが跳ね上がる。

5. 利用者の事業内容

銀行融資ほど厳しくは見られないが、事業の実態があるかどうかは確認される。ペーパーカンパニーではないか、反社会的勢力との関係がないかも重要な審査項目だ。

審査に落ちる原因と処方箋は何か?

審査落ちの主因は売掛先の信用力不足・書類不備・売掛金の実在性への疑念・支払期日の長さ・過去のトラブル歴の5パターンだ。それぞれに対処法があり、事前に把握して準備すれば無駄な審査落ちの大半は防げる。

売掛先の信用力が低い場合。 設立間もない企業や個人事業主が売掛先だと、審査が厳しくなる。対策としては、上場企業や官公庁の売掛金を優先的に提出する。複数の売掛金がある場合は、最も信用力の高い取引先のものを選ぶのが鉄則だ。

書類に不備がある場合。 「請求書の日付が空欄」「通帳コピーが不鮮明」——こうした些細な不備が審査をストップさせる。申し込み前に必要書類を漏れなく準備し、記載内容を再確認してから提出すること。

売掛金の実在性が疑わしい場合。 請求書だけでなく、契約書・発注書・納品書を揃えて「この取引は実在する」と証明できれば、審査はスムーズに進む。

支払期日が長すぎる場合。 90日以上先の売掛金は、ファクタリング会社にとってリスクが高い。できるだけ支払期日が近い売掛金を選ぶべきだ。

過去にトラブル歴がある場合。 あるファクタリング会社でトラブルがあった場合、別の会社に相談するのが現実的な対応だ。業者によって審査基準は異なるため、1社で断られても他社では通ることがある。

審査通過率を上げる具体的な方法は何か?

通過率を上げる策は信用力の高い売掛先を選ぶ・書類を完璧に揃える・複数社に同時申し込む・少額から実績を積む・AI審査のオンライン型を使うの5つだ。特に複数社への相見積もりは必須で、業者ごとに審査基準が異なるため1社で落ちても他社で通ることは珍しくない。

売掛先の選択を工夫する

複数の売掛金があるなら、最も信用力の高い売掛先の売掛金を優先して申し込む。大手企業や上場企業の売掛金は審査通過率が格段に上がる。選択の余地がある場面では、この一点が結果を分ける。

書類を完璧に揃える

書類不備は審査落ちの最も残念な原因だ。最低限、以下の4点を用意する。

  • 請求書(売掛金の証明)
  • 通帳のコピー(入金実績の証明)
  • 本人確認書類
  • 決算書または確定申告書
書類をPDFやスキャンデータで事前に準備しておけば、オンライン申し込みもスムーズに進む。

複数社に同時に申し込む

1社で落ちても、別の会社では審査に通るケースは珍しくない。審査基準は業者ごとに異なるからだ。最低3社には見積もりを依頼し、最も条件の良いところを選ぶのが賢い戦略。

少額から実績を積む

初回利用時は少額の売掛金から始めることで、審査に通りやすくなる。利用実績を積んでから金額を増やすのが、リスクを抑えた合理的なアプローチだ。

AI審査のオンライン型を試す

AI審査を導入しているオンライン型ファクタリングは、従来型より柔軟な審査基準を持つ傾向がある。人間の判断では弾かれるケースでも、データに基づいて通過する可能性がある。

比較表のイメージ
比較表のイメージ

業者タイプによって審査の難易度はどう違うか?

業者タイプによって審査の厳しさ・スピード・手数料は大きく異なる。急ぎならAI審査のオンライン特化型、コスト優先なら3社間専門型、個人事業主・少額なら個人事業主対応型を選ぶのが基本だ。

大手ファクタリング会社は審査がやや厳しめで1〜3日かかるが、安定した手数料設定と信頼性が魅力。初めて利用する場合でも安心感がある。

オンライン特化型はAI審査で比較的緩やかな基準を持つ。最短30分という圧倒的なスピードも強み。手続きに時間をかけたくない経営者向け。

個人事業主対応型は審査が緩めで最短即日対応。少額の売掛金にも対応しており、フリーランスや小規模事業者に適している。

3社間専門型は審査が厳しく1〜2週間かかるが、手数料が安い。時間に余裕があり、コストを最優先する場合に適している。

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自分のケースで通るかを5分で判定する

「まとめ」を読むより、自分の案件に当てはめて判定したほうが早い。次の順で確認すれば、申し込み前に勝算がほぼ見える。

  • 売掛先は誰か。 官公庁・上場・業歴10年以上の中堅 → 通過可能性が高く条件も良い(手数料が下限中央値3%側に寄る)。設立間もない先のみ → 通る業者を選ぶ前提で動く。
  • 支払期日は60日以内か。 90日超なら、より近い期日の別債権を優先する。
  • 書類4点(請求書・通帳・本人確認・決算/確申)が即出せるか。 出せない項目があるなら、それが最初の落ちる原因。先に潰す。
  • 属性で諦めていないか。 個人事業主は掲載249社中248社が対応、オンライン完結は222社。「個人だから」で対象が狭まることはほぼない。
  • 1社で判断していないか。 審査基準は業者差が大きい。最低3社に相見積もりを取り、落ちた1社で結論を出さない。
  • この5点がすべて「問題なし」なら、論点は“通るか”ではなく“どの条件で通すか”だ。1つでも引っかかるなら、そこがあなたの審査対策の起点になる。

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    この状況でファクタリングを使うべきケース/使わない方がいいケース

    ファクタリングは「売掛金を期日前に現金化する」手段です。資金繰りの 課題すべてに最適なわけではないため、向くケース・向かないケースを 整理しておきましょう。

    使うべきケース

    • 売掛金はあるが入金待ちで、一時的に資金が不足している
    • 銀行融資が間に合わない/審査に時間をかけられない
    • 担保・保証人を用意できない、決算内容に不安がある
    • 短期・単発の資金需要で、回収後に解消する見込みがある

    使わない方がいいケース

    • 慢性的な赤字・恒常的な資金不足(手数料負担で資金繰りが さらに悪化し、多重債務に陥るおそれ)
    • 低金利の融資・公的支援が間に合う、または併用すべき状況
    • そもそも売掛金がない、将来債権頼みでの利用
    • 手数料の水準やレンジを開示しない事業者しか選択肢がない

    ※ 金融庁も、高額な手数料のファクタリングは資金繰りの悪化・多重債務に つながるおそれがあると注意喚起しています。手数料は売掛先の信用力・ 金額・期日・契約形態等で変動します。利用前に複数社の条件を比較し、 本当に必要かを見極めてください。

    次のステップ

    ファクタリングは会社ごとに手数料・入金スピード・対応条件が大きく異なります。 記事の内容を踏まえて、実際に会社を比較し、自分の状況に合う1社を見つけましょう。

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    この記事の執筆者

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