ファクタリングおすすめ220社比較|手数料・即日入金で選ぶ|ファクット220社・249サービス・口コミ3,988件を独自比較
ファクタリングおすすめ220社比較|手数料・即日入金で選ぶ|ファクット

掲載220社・249サービス

無料で一括見積もり
ファクット
経営・資金繰り

個人事業税とは|8月・11月に届く「もう一つの納税通知」と資金繰り対策

執筆者 ファクット編集部

確定申告にも住民税にも出てこない個人事業税は、8月に通知が届き8月・11月の2回で納める。課税される業種・290万円の事業主控除・所得税との計算違い、そして納期に資金が足りないときの対処法までを個人事業主・フリーランス向けに解説します。

この記事の執筆者

ファクット編集部

ファクタリング業界に精通した編集チームが、資金調達に関する正確で実践的な情報をお届けします。金融機関での実務経験者、中小企業の財務コンサルタント経験者を中心に構成されています。

ファクタリング資金調達中小企業金融売掛金管理
執筆者プロフィール・編集体制を見る
監修者 ろい氏

監修ろいFP・宅地建物取引士・行政書士/ファクタリング比較ラボ主宰

ファクタリングを30社以上利用し、著書『ファクタリングのトリセツ』も出版した実務家が内容を確認しています。

確定申告も済ませ、所得税も住民税も国民健康保険料も払い終えた——そう思っていた個人事業主のもとに、8月、見慣れない封筒が届くことがある。差出人は都道府県税事務所。中身は個人事業税の納税通知書だ。「こんな税金、聞いていない」「確定申告のときには出てこなかった」と戸惑う人は少なくない。

個人事業税は、所得税や住民税とは別に、都道府県へ納める地方税だ。確定申告で改めて申告する必要はなく、提出した確定申告のデータをもとに都道府県が計算し、8月に通知してくる。納期は8月と11月の年2回。つまり、夏から秋にかけての資金繰りに、もう一つの納付が静かに加わる。

この記事では、誰に課税されるのか、いくらかかるのか、なぜ所得税の計算と金額がズレるのか、そして納期に資金が足りないときにどう乗り切るかを、個人事業主・フリーランスの視点で具体的に解説する。

納税通知書のイメージ
納税通知書のイメージ

---

個人事業税とは何か——「確定申告に出てこない税金」の正体

個人事業税は、一定の事業を営む個人に対して都道府県が課す地方税だ。道路や消防、教育といった行政サービスを事業者も利用しているという考え方にもとづき、事業の所得に対して課税される。

所得税(国税)や住民税(市区町村経由の地方税)と混同されやすいが、納め先は都道府県で、窓口は税務署でも市区町村でもなく都道府県税事務所になる。確定申告書を税務署に出せば、その情報が都道府県に共有されるため、個人事業税のために別途申告書を出す必要は原則ない。だからこそ「申告した覚えがないのに請求が来た」と感じやすい。

ポイントを整理すると次のとおりだ。

  • 課税するのは都道府県(通知も都道府県税事務所から届く)
  • 申告は不要(確定申告のデータで自動計算される)
  • 通知は8月ごろ、納期は8月末・11月末の2回
  • すべての事業者にかかるわけではない(後述の業種と所得額の要件がある)
「確定申告のときに名前を見なかった」のは当然で、個人事業税は確定申告の納税額には含まれていない。後からやってくる、独立した請求だと理解しておくことが第一歩だ。

---

自分は課税される?——業種と「290万円」の二つの条件

個人事業を営んでいれば誰でも課税されるわけではない。個人事業税がかかるかどうかは、①法律で定められた業種に当てはまるかと、②事業の所得が事業主控除の額を超えるかの二つで決まる。

条件1:法定業種に当てはまるか

個人事業税は、地方税法で定められた法定業種(おおむね70の業種)にのみ課税される。多くの事業はいずれかに該当し、税率は業種によって3%〜5%に分かれる。代表的な区分は次のとおりだ。

区分税率主な業種の例
第1種事業5%物品販売業、飲食店業、製造業、運送業、不動産貸付業、請負業、広告業、デザイン業など
第2種事業4%畜産業、水産業、薪炭製造業
第3種事業(一部)3%あんま・はり・きゅう、装蹄師業など
第3種事業(多数)5%医業、税理士・弁護士などの士業、コンサルタント業、美容業、クリーニング業など
多くの個人事業主が該当する建設・小売・飲食・製造・運送やデザイン・広告などは5%だ。一方で、作家・画家などの芸術業、スポーツ選手、農業の一部などは法定業種に含まれず、原則として個人事業税がかからないケースもある。自分の業種がどこに分類されるかは、都道府県税事務所の一覧で確認できる。

条件2:所得が「事業主控除290万円」を超えるか

業種に該当しても、所得が小さければ課税されない。個人事業税には事業主控除として年間290万円が設けられており、事業の所得がこの額以下なら税額はゼロになる(年の途中で開業・廃業した場合は月割り)。

つまり、ざっくり言えば「法定業種で、かつ事業所得がおおむね290万円を超える」場合に、超えた部分へ課税されるというのが基本の枠組みだ。この290万円のラインがあるため、開業初年度や所得が小さいうちは個人事業税の通知が来ないことも多く、所得が伸びてきた年に初めて封筒が届いて驚く、というパターンが起きやすい。

関連記事: 個人事業主を襲う6月の納付ラッシュ|住民税・国保の資金繰り対策

---

なぜ所得税の所得と金額がズレるのか——青色申告特別控除が効かない

個人事業税で多くの人がつまずくのが、「所得税の所得」と「個人事業税の所得」が一致しないことだ。確定申告書に書いた所得の数字でそのまま計算しようとすると、税額が合わない。

理由は、個人事業税の計算では青色申告特別控除(最大65万円)が差し引かれないためだ。所得税ではメリットの大きい青色申告特別控除も、個人事業税の課税標準を計算するうえでは加算して戻す(控除しない)扱いになる。一方で、事業主控除290万円や、所得税にはない事業専従者控除・損失の繰越など、個人事業税独自の調整は反映される。

計算の流れを単純化すると、次のようになる。

``` 個人事業税 =(事業の所得 + 青色申告特別控除 − 各種控除 − 事業主控除290万円)× 税率(3〜5%) ```

具体例で見てみよう。事業所得が確定申告ベースで500万円(うち青色申告特別控除65万円を差し引き済み)、業種は税率5%のデザイン業とする。

項目金額
確定申告上の事業所得500万円
青色申告特別控除の加算(戻し)+65万円
事業主控除−290万円
課税標準275万円
個人事業税(5%)約13.7万円
※あくまで仕組みを理解するための概算で、実際は他の控除や端数処理で変わる。

このように、確定申告で見ていた所得の数字感覚のままだと税額を読み違える。「青色申告特別控除は効かない」「290万円は引ける」の2点だけでも押さえておくと、おおよその見当がつく。

---

いつ・いくら・どう払うのか——8月と11月の2回払い

個人事業税のスケジュールはシンプルだ。8月ごろに通知書が届き、8月末と11月末の2回に分けて納める。1回あたりの負担を年税額の半分と見込んでおけばよい。

時期内容
3月確定申告(このデータが個人事業税の計算元になる)
8月個人事業税の納税通知書が届く/第1期の納付期限
11月第2期の納付期限
納付方法は、送られてくる納付書での金融機関・コンビニ払いのほか、口座振替、クレジットカード、スマホ決済(地方税お支払サイト・eLTAX)など、自治体により複数用意されている。年税額が1万円以下の場合は8月に一括となるなど、細かな扱いは都道府県で異なる。

ここで意識したいのは、夏から秋は他の納付と重なりやすい時期だということだ。

時期個人事業税以外の主な納付
7月所得税の予定納税(第1期)、住民税・国保の納期
8月住民税(第2期)、消費税の中間納付、個人事業税(第1期)
10月住民税(第3期)、国保の納期
11月所得税の予定納税(第2期)、個人事業税(第2期)
8月は住民税・消費税中間納付・個人事業税が、11月は所得税予定納税と個人事業税が重なる。個人事業税は単体では大きくなくても、他の納付に上乗せされることで夏秋の資金繰りを圧迫するのが実態だ。
関連記事: 予定納税で資金繰りが苦しくなる前に

---

PR

納期に資金が足りないとき、どうするか

「思っていなかった通知が来て、しかも他の納税と重なって払えない」——そんなときに取れる手は大きく4つある。①納税猶予・分割の相談、②納税専用口座での積立、③経費・控除の見直し、④売掛金の早期現金化だ。

資金繰りの流れ
資金繰りの流れ

① 滞納する前に都道府県税事務所へ相談する

最もやってはいけないのは、何も連絡せずに納期を過ぎることだ。延滞金が発生し、放置すれば差押えに至る。一時的に納付が難しい事情があれば、地方税にも徴収猶予・分割納付の制度がある。災害・廃業・著しい所得減少などの要件に該当すれば認められることがあり、重要なのは納期限が来る前に自分から窓口へ相談することだ。早く動くほど選択肢は多い。

② 確定申告後に「税金専用口座」へ積み立てておく

個人事業税は3月の確定申告の所得で決まるため、春の時点で年額をおおよそ計算できる。「青色申告特別控除を戻し、290万円を引いて税率を掛ける」だけで概算が出るので、確定申告を終えた段階で8月・11月の納付額を見積もり、毎月その分を別口座へ取り分けておく。住民税・国保・所得税予定納税とあわせて積み立てれば、夏秋の納付ラッシュに慌てずに済む。

関連記事: 個人事業主が資金ショートを防ぐ7つの方法

③ 経費・控除の計上漏れを見直す

個人事業税は所得が課税標準になるため、来年以降の負担を抑えるには適正な経費計上と控除の活用が効く。事業に使った費用の計上漏れや、事業専従者控除・繰越損失などの個人事業税独自の調整が反映されているかを確認する。節税は「使う前」の話なので、今年の通知額そのものは変えられないが、翌年の通知を軽くする準備にはなる。

④ 売掛金を早期に現金化して納期に間に合わせる

「請求は出したが入金は翌月末」——この入金サイトのズレが、納期に現金が足りない最大の原因であることは多い。売上はあるのに、納税のタイミングで手元現金がないというケースだ。

このとき、保有している売掛金(請求済みで未入金の債権)をファクタリングで早期に現金化すれば、入金を待たずに納付資金を確保できる。借入ではないため負債を増やさず、最短即日〜数日で資金化できる点が、納期が迫った場面では有効に働く。

---

ファクタリングは納税資金の確保に使えるのか

使える。ファクタリングは売掛金を期日前に売却して現金化する資金調達手段であり、「売上は立っているのに入金が納期に間に合わない」という資金繰りギャップを埋めるのに向いている

項目銀行融資ファクタリング
資金化スピード数週間〜1ヶ月最短即日〜数日
審査対象自社の信用・決算主に売掛先の信用
負債計上借入金として計上負債は増えない
担保・保証人必要な場合あり原則不要
向いている場面計画的・大型の資金需要納期直前の短期資金
個人事業税のような支払期日が決まっている短期の資金需要には、スピードと審査の柔軟性でファクタリングが噛み合いやすい。ただし手数料は融資の金利より割高になるため、常用するのではなく「納期に間に合わせるための一時的な手段」と位置づけるのが賢明だ。根本的には、確定申告後の積立による平準化と併用するのが望ましい。
関連記事: 個人事業主のファクタリング活用法

個人事業主・フリーランス向けには、freenance(フリーナンス)やlabol(ラボル)のように、少額の請求書でもオンライン完結で素早く現金化できるサービスもある。納期が迫ってから慌てて探すのではなく、平時のうちに「いざというときに使える窓口」を確認しておくと安心だ。

---

まとめ——個人事業税は「春に計算し、夏に備える」

個人事業税は、確定申告にも住民税にも現れない、8月に都道府県から届く独立した請求書だ。所得が伸びてきた年に初めて通知が来ることが多く、「聞いていない」と感じやすいが、仕組みを知っていれば必ず備えられる。

押さえるべきポイントを振り返る。

  • 個人事業税は都道府県へ納める地方税で、確定申告のデータから自動計算され8月に通知される
  • 課税されるのは法定業種で、かつ事業所得がおおむね290万円(事業主控除)を超える場合
  • 計算では青色申告特別控除が効かず、事業主控除290万円は引ける——所得税の所得とはズレる
  • 納期は8月末・11月末の2回で、住民税・消費税中間納付・予定納税と重なりやすい
  • 払えそうにないときは滞納前に窓口へ相談し、納期に現金が足りなければ売掛金のファクタリングで早期現金化して間に合わせる
  • 個人事業税は突然の災難ではなく、確定申告の所得から春のうちに概算できる、予定された支出だ。先に計算して取り分けておけば、8月の封筒に驚く必要はない。

    それでも納期に資金が届かないときは、保有する売掛金を早期に現金化するファクタリングが現実的な選択肢になる。まずは無料相談で、自社の売掛金がいくらで買い取ってもらえるかを確認しておくことをおすすめする。

    PR

    EDITOR'S PICK

    この記事に関連する、相談しやすい会社

    PR

    フリーナンス

    手数料 3%〜10%

    • GMOグループ運営
    • 即日払い対応
    公式サイトで申し込む
    labol ロゴ

    labol

    手数料 一律10%

    • IT・クリエイター特化
    • 最短60分入金
    公式サイトで申し込む
    QuQuMo ロゴ

    QuQuMo

    手数料 1%〜14.8%

    • 最速2時間入金
    • 手数料1%〜
    公式サイトで申し込む

    ※ 編集部が取材・調査の上、現在掲載提携している会社から選んだ広告です。利用条件・手数料は各社公式サイトでご確認ください。

    この状況でファクタリングを使うべきケース/使わない方がいいケース

    ファクタリングは「売掛金を期日前に現金化する」手段です。資金繰りの 課題すべてに最適なわけではないため、向くケース・向かないケースを 整理しておきましょう。

    使うべきケース

    • 売掛金はあるが入金待ちで、一時的に資金が不足している
    • 銀行融資が間に合わない/審査に時間をかけられない
    • 担保・保証人を用意できない、決算内容に不安がある
    • 短期・単発の資金需要で、回収後に解消する見込みがある

    使わない方がいいケース

    • 慢性的な赤字・恒常的な資金不足(手数料負担で資金繰りが さらに悪化し、多重債務に陥るおそれ)
    • 低金利の融資・公的支援が間に合う、または併用すべき状況
    • そもそも売掛金がない、将来債権頼みでの利用
    • 手数料の水準やレンジを開示しない事業者しか選択肢がない

    ※ 金融庁も、高額な手数料のファクタリングは資金繰りの悪化・多重債務に つながるおそれがあると注意喚起しています。手数料は売掛先の信用力・ 金額・期日・契約形態等で変動します。利用前に複数社の条件を比較し、 本当に必要かを見極めてください。

    次のステップ

    ファクタリングは会社ごとに手数料・入金スピード・対応条件が大きく異なります。 記事の内容を踏まえて、実際に会社を比較し、自分の状況に合う1社を見つけましょう。

    無料で一括見積もり →

    条件に合うファクタリング会社へまとめて見積もり依頼ができます

    執筆

    ファクット編集部(監修: ろい

    編集体制を見る

    関連するファクタリング業者

    関連記事

    即日入金できる会社を見る

    法人・個人事業主どちらもOK・最短即日入金